誹謗中傷について

 自分もネットを媒介として情報を発信している一人でありこの問題は人事とは思えず今回書いてみることにした。騒動から時間がかなり経ってはいるが、自分も身内の意識が少なからずあることを自覚しているので。
 知っていらっしゃる方には蛇足となるがトラックバックをしない(ただし本人のブログは閉鎖)のでことのあらましを説明させて頂く。この騒動はとある女医(医師と表記すればいいのかもしれないが解りやすくするために以下この表現で統一します)が自分のブログで患者を誹謗中傷したということ。本人が読めば解る内容で「頭が悪い、早く帰れ」との内容だった。この女医は正式に謝罪をしたのだが…

 このニュースを聞いたとき最初の感想はモラルのない発言だと思った。まず医師には守秘義務あり、このような言葉を発信するときは今一度自分で読み返すべきなのではないかと。これが第一印象でそれ以上でもない。しかしながら、よく考えると最初に書いたとおり身内意識がある。決してこの発言を擁護するものではないが、こうして自分の言葉を公開しているものとして。
 確かにこの女医のしてしまったことは非難されるべきことである。しかし医師とて人間であり自分の感情を持っている訳であり、少なからず患者に対して感情を持つこともないとは言えない。自分は温泉を対象としている訳であるけれど、ここで書く感想に中傷があることも認めている。お湯を悪く言ったことはないが行き過ぎた表現があることもある。また自分の現在の立場を考えてこうして発言している訳ではあるが、それが世間で言うかばいあいと思われても仕方ない。この双方が相成って違う領域から非難することは抵抗感があり出来ない。
 元来ネット上の自分を詐称してもばれない訳であり、発言に責任を待たせるすべがない。すべては自己責任であり、それを信じるかも否かも自己責任である。かといって規制にすべて従うかというとそうでもないような気がする。表現として適切ではないが規制自身も責任を規制するべきだと思う。それがモラルやマナーだと考える。こうして述べている発言の影響力はとてつもなく矮小であるが、自由にものを書いていいということにはならない。責任とは難しい。例えばある薬について「副作用が少なからずあります」と「副作用が多いです」というのは同じ内容だけれど相手の受け取り方は違う。そしてどちらが正しいということはない。それはケースバイケースであるから一概に言えるものではない。そしてこれには説明責任が付いて回る訳でありすべてを肯定できるものではない。


 今回は医療系ブログという狭い狭い中での出来事である。これについて自分には偽善的にここで謝ることは出来るかもしれないがそれはしてはいけないと思う。もちろんこれを読んでいる方に医師に対しての信頼が失われることがないようにと願ってはいるが、医師も人間であり決して全人ではないということも事実であるから。自分のその部分を隠すということはしたくない。しかしこの問題を自分よりも遠い存在の方に対しては謝罪すべきなのかもしれない。それは身内としての当然の行為でありそれ以上でもない。

 なにが言いたいのか、つかみ所のない文章になってしまった。けれどもうまくは言えないが、この問題を肯定も否定も出来ないのは、それをしてしまったらこうして書いていることを否定してしまうことになるのと、自分の立場を考えたときにどっち側の人間なのかを見出せないから。だからこの女医に対してはなにも言わない。それが自分の意見としてここに主張しておくことしか出来ない。



 この問題は人それぞれ様々な意見があると思います。だから違うと思った方、是非メールでもなんでも頂けたら幸いです。一学生の考えでは計れない深い問題であり、自分の知識も足りないことを熟知している上でこうして書いているので。お願い致します。

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